浮気旦那と一緒に生活するなんて無理・・・
旦那の浮気が発覚したら、大きなショックで、怒り、悲しみ、惨めさ、情けなさ、憎さ、いろいろな感情が爆発して自分ではコントロールできなくなり、「旦那の顔なんて見たくない」「旦那には子供に触れて欲しくない」といった気持ちが強くなりますよね。
そして、とにかく怒りが収まらず、一緒にいることは本当に無理だと感じるのですが、子どものことや離婚後の生活のことを考えると、すぐに離婚を決断することもできず、とりあえず別居しようと考える。
こんな時、つい衝動的に家を出てしまいたくなる気持ちはよく分かりますが、旦那の浮気で別居する時は、あなたが気をつけなければいけない重要事項や必要な準備があるのです！
今回は、別居のメリット、デメリットも含めて、旦那の浮気で別居する際、あなたに必要な準備や注意点についてお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
今、気持ちが先走ってしまいがちな状況ですが、後であなたが困らないようにするために必要な準備がありますので、できるだけ落ちついて対処しましょう！
旦那の浮気で別居する！！必要な準備と抑えておくべき注意点とは？
旦那の浮気が発覚したら、離婚が頭をよぎったり、別居を決意することがありますよね。
ここでは、旦那の浮気で別居するときのメリット・デメリット、そして、後々あなたが窮地に立たされることがないようにするために必要な準備や注意事項をまとめていきます。
浮気されたら、離婚もしくは別居を考える妻はとても多く、私自身も経験者なので、私の経験があなたのお役に立てれば幸いです！
別居のメリット
（１）冷静さを取り戻す時間ができる
旦那の浮気が発覚すれば、妻は旦那の顔を見るたびにイライラしますし、お互い感情的になってしまって、つい言い争いになってしまうなど、とても話し合いができる状況ではなかったりしますよね。
今は、お互いが冷静に物事を考えられる状態ではなく、旦那の浮気問題に対して冷静に考え、ちゃんと向き合っていくには、時間を置く必要があり、そのために別居が必要なことがあります。
別居という形で、旦那と距離を置くことで、気持ちを落ちつかせる時間を作ることができ、旦那との関係を見直すことができるようになるので、今後自分がどうしたいのか、自分の気持ちを整理することができます。
（２）子どもの精神的ケアができる
子どもは親の姿をよく見ていますし、あなたがどれだけ隠そうとしてもあなたが情緒不安定になっていれば必ず気づきます。
母親が不安定であれば、子どもはいつも不安を感じますし、精神的に不安定になることで、成長に支障がでることも考えられる。
子どもの成長には、母親の心の安定がとても大切なのです。あなたもそれは分かっているはずですね。
それに、旦那の浮気で父親と母親の関係が悪化している状況を子どもに見せることも良くありません。
いったん別居して、あなたの心を落ちつかせることで、不安定になっている子どもの心も落ち着いてきますので、子どもの心を守るためにも別居が必要な時があります。
（３）引き返せる
旦那と距離をおいて冷静になった結果、「やっぱりやり直したい」と思う夫婦も多く、そんな時、別居であれば引き返すことができます。
「もう離婚だ！」と怒りが爆発していても、子どもの顔を見た時や、頭の片隅にほんの少しでも「自分は本当はやり直したいのかも…」とか、「時間をおいたらやり直したいと思うかもしれない」と感じる場合は、すぐに離婚するのではなく、別居を選んで一度冷静になりましょう！
（４）経済的な心配をしなくていい
特に、「まだ子どもが幼くて専業主婦だった」という場合、後先考えずに勢いで離婚してしまうと、経済的な不安が大きくなりますよね。
しかし、別居であれば、旦那は妻を扶養する義務があることに変わりはないので、あなたは経済的に安定した状態のまま、今後のことをゆっくり考えることができます。
※別居することで生活費がもらえなくなるのでは？と心配になるかもしれませんが、別居中の生活費は婚姻費用として必ずもらえます。（婚姻が継続している限り、旦那には婚姻費用を支払う義務があります）
万が一、旦那が婚姻費用の支払いを拒否する場合は、弁護士に相談して、必ず支払ってもらいましょう！
（５）離婚を強く望む場合、離婚が認められやすい
あなたが離婚を強く望んでいる場合でも、旦那のほうは離婚を認めてくれない場合があります。
そういった場合、別居をして夫婦関係はもう破綻したと証明できれば、調停や裁判で離婚が認められやすくなります。
※別居は離婚の理由として考慮されるので、同居している夫婦よりも離婚がしやすくなる。また、別居期間が長いほど裁判では離婚の判決が下されやすい
別居のデメリット
（１）浮気の証拠を集めにくくなる
あなたが旦那の浮気が原因で離婚を考えているなら、絶対に旦那の浮気の証拠を集めておくべき。
理由は、証拠があれば、あなたが有利な立場で離婚の交渉を進めることができますし、旦那や浮気相手に慰謝料請求することができます。（離婚後の生活を考えると、慰謝料は必ずもらっておきたいですよね。）
旦那は、話し合いの段階では浮気を認めた発言をしていても、いざ、離婚や慰謝料請求などのお金が関わる話になると、急に浮気を認めない発言に変わることはよくあることなので、必ずあなたは浮気の証拠を集めておく必要があるのです。
しかし、別居してしまうと、浮気の証拠を集めにくくなるばかりか、別居後の浮気は、「すでに夫婦関係が破綻していた」という状況となるため、慰謝料請求などが認められなくなってしまう。
だから、夫婦は同居していて夫婦関係は破綻していない状況での浮気であったことを証明するためにも、別居はしない、もしくは、決定的な浮気の証拠を集めてからの別居にすべきです。
※慰謝料請求や離婚時に必要な法的に認められる浮気の証拠は、旦那と浮気相手に肉体関係があると証明できるものになるため、自分だけでは証拠を集めることが難しい場合が多い。そのため、証拠を集める時は、プロの探偵を頼って早く確実に証拠を集めておくことをおススメします。
（２）生活の負担が大きくなることもある
旦那がなかなか婚姻費用を払わない場合は、生活面での負担が増えてきます。
弁護士に依頼すれば、法的な手段を使っていずれ婚姻費用をはらってもらうことはできるのですが、旦那が拒否を続ければ、長期間婚姻費用が支払われない期間ができてしまう。
※たとえあなたが、母と子どもだけの「ひとり親家庭」の状況であっても、離婚が成立していなければ「母子家庭」とは認定されず、「児童扶養手当」は支給されないので注意しましょう。
（３）気持ちが冷める可能性もある
冷静になるために別居したのに、距離ができることで、どちらかの気持ちが冷めきってしまうこともあります。
例えば、「あなたはやり直したいという気持ちになったのに、旦那は気持ちが冷めてしまい離婚を望むようになったことで、やり直すことができなくなってしまった」という可能性もあるのです。
別居するために必要な準備
① 仕事探し、経済面の確保
まず、旦那からの婚姻費用はいくらもらえるのかを確認しておきましょう。
ネットで『婚姻費用算定表』と入力すれば、簡単に調べることができます。
しかし、旦那がすぐに支払ってくれるとは限りませんし、算定表通りの金額を支払ってくれるとは限りませんので、旦那からの支払いがなくてもあなたと子どもが生活できるだけのお金を稼げるように、引っ越し先で仕事を見つけることは必要。
別居するときに貯金を持ち出すこともできるかもしれませんが、離婚になった場合、法的な決まりで別居の時に持ち出したお金は財産分与として清算されるため、結局、持ち出したお金を返さなければいけなくなることがあるので注意しましょう！
② 住むところの確保
別居するにあたり、もちろん新しく住む場所の確保はしなくてはいけませんよね。
先のことが何も決まっていない状況ですので、もしも実家に戻れるようなら実家で住むことを考えてみましょう。
実家なら家賃もかかりませんし、子どものことも助けてもらえたりすると、あなたの負担もかなり軽くなります。
③ 財布、保険証、マイナンバーカード、携帯電話は必ず持っていく
別居の際は、財布（現金、クレジットカード）、保険証、マイナンバーカード、携帯電話は必ず持ち出しましょう。
もちろん他にも、生活に必要なもの（車、運転免許証、普段飲んでいる薬、洋服、子どもの用品など）も必要になりますので、できるだけ準備が必要です。
◎ただし離婚を前提としている別居なら、さらに準備が必要なので、覚悟して準備に取りかかる必要があります！
【離婚前提の別居の場合に準備するもの】
✔財産に関するもの・・・現金、自分名義の通帳、キャッシュカード、クレジットカード、保険証券、実印など、いわるゆ貴重品というもの
✔生活必需品・・・運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、健康保険証、常備薬、子どもの生活に必要な物、衣類など
✔離婚手続きに必要なもの・・・離婚条件で揉めた時に必要なので、源泉徴収票や給料明細も写真やコピーをして持ち出す
✔財産分与に必要なもの・・・財産分与を決める際に、旦那に財産を隠されてしまわないように、旦那名義の通帳、保険証券、不動産の権利証などについても写真やコピーをして持ち出す
✔旦那の浮気の証拠・・・浮気の証拠になる写真、あなたがつけていた日記など
別居するときに注意すべきこと
１，子どもの精神的ケアを大切にする
母親が精神的に安定すると、子どもも安定するので、別居したら子どもがのびのびするようになった！という場合もあります。
しかし、父親と離れたことや急な環境の変化によって、子どもも不安を感じますので、子どもの様子をしっかり観察することや、必要な時に必ず精神的ケアをすることを忘れてはいけません！
２，旦那との連絡
あなたが少しでも旦那とやり直す気持ちがあるのなら、「別居はあくまでお互いが冷静になるための一時的なもの」「これは夫婦関係を見直すチャンスなんだ」と考えるようにして、別居中もまめに旦那と連絡をとりあい、ちゃんとコミュニケーションを取っておくようにしましょう。
３，衝動的に別居はしない
旦那の浮気にどれだけ傷つき、怒りを覚えたとしても、衝動的に家を出てはいけません。
ここまでご説明したように、別居にはたくさんの準備が必要で、衝動的に別居してしまうと、お金がなくなり生活ができなくなったり、浮気の証拠が集められなくて慰謝料の請求をしたくてもできなくなったり、いざという時、旦那が財産を隠してしまい、正当な財産分与がされなかったりと、いろいろ不利なことが起こり得ます。
別居は、できる限りの準備を整えてからするべきです！
４，離婚届不受理申出をしておく
念のために、離婚届不受理申出の手続きはしておきましょう。
離婚届不受理申出は、「旦那が勝手に離婚届けを出したとしても、妻本人に確認ができない限り受理されることがない」という手続き。
手続きは、市町村役場の戸籍係に申し込み用紙を提出するだけなので簡単です。
妻が子供を連れて勝手に別居した、と旦那が思っている場合、旦那のほうは怒りでいっぱいになるものですし、世の中には本当に勝手に離婚届けを出してしまう旦那がいるので、念のために離婚届不受理申出の手続きをしておくと安心でしょう。
まとめ
いかがでしたか？
旦那の浮気に傷ついて苦しくても、すぐに離婚を決めず、お互い冷静になる時間を持つことはとても大切ですよね。
でも、別居にはメリット・デメリットがありますので、別居するのであれば、離婚になる可能性だってあることを覚悟しておかなければいけません！
そのうえで、今、どうしても旦那といることが無理だと感じる場合は、しっかり準備してから、慎重に別居に踏み切るようにしましょう。
また、準備にも時間はかかるので辛いと感じますが、後悔しないためにも、ここは踏ん張ってできる限りの準備を整えましょう！
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